(社)白根青年会議所 会社情報
一般情報
2017年度
<スローガン> 不易流行
<基本理念> 変化を力に未来を創る
不易流行とは、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しい変化をも取り入れていくことを表す言葉です。「不易」とは、時代を超えて常に人を感動させる永遠性、「流行」とは、時代の変化に応じて進展する新しさをいいます。
今から34年前、昭和58年に白根青年会議所は誕生しました。今日までの歴史を紐解いてみると、変わらぬ高い志の中で時代に合わせた革新的な変化を常に取り入れてきた不易流行の精神が先輩諸兄によって脈々と受け継がれてきたのではないでしょうか。地域やビジネスにおいても、色褪せない魅力を変わらずに発信し続けるためには、旧態依然とした方法ではいずれ衰退してしまいます。本質を忘れずに変わり続けられるものこそが永遠に存在することができます。次世代を担う私達は時代の趨勢を見極め絶えず進化し続けなければなりません。
【地域との協働】
青年会議所は明るい豊かな社会の実現を目的とした組織として、喫緊の地域課題にどのように向き合うかを今こそ真剣に学び、考えるべきであると考えます。
日本を取り巻く問題として少子化、人口減少、超高齢化が連日、新聞やメディアに取り上げられています。国政調査によれば私達の住む新潟市約81万人の人口が平成22年から平成37年の15年間で約7万人が減少し、14歳未満の子供は約2万人の減少。そして約3人に1人が65歳以上という社会になることが予想されています。人口約4.5万人の南区に住む私達でさえ、少子化と高齢化が恐ろしい程のスピードで進んでいる事は学校の児童数の減少や高齢者施設の増加など肌で感じる事が出来ます。地域で事業を営むメンバーが多い私達の組織も、これらの現状が自社の利益減少や担い手不足を招き、会員数の減少に繋がる事も懸念されます。
白根青年会議所は近年様々な地域課題に取り組んで参りました。まちづくり分野においては、コンパクトシティ実現に向けたまちづくりの推進、本年10年目となる白根大凧合戦花火大会や空き店舗活用事業、まちなかの賑わいを創出する事業などを行っています。高齢化問題については、認知症サポーター養成講座を全員で受講し、防災の面では南区災害ボランティアセンター設置訓練を南区社会福祉協議会と共に主体的に行って参りました。今後も産業や生活の基盤として整備される施設などをどうしたらよいかを提言し、事業の中ではまちづくりを軸とした活動の中でハードとソフトの両面で明確なビジョンを明示できる団体でありたいと考えています。そのために、まずはより多くの地域課題をメンバー全員が共有し、更には地域との協働が不可欠であると思います。人口減少により行政サービスなどの公助が徐々に自助、共助にシフトしていく時代であるからこそ、メンバー個人各々が様々な地域とのかかわりや、協働する中で培った情報、人脈のバックボーンを持ち寄ったとき、組織の真価が発揮できるはずです。
【変化を力に】
物事の変化が激しい事をドッグイヤー(人間にとっての7年間は犬の1年に相当することから)といいます。近年私達を取り巻く環境の変化はまさにドッグイヤーと言えるかもしれません。
そして、私達はその目まぐるしい変化に適応していかなければなりません。
いくつかを例に挙げると個人や組織の広報活動にも大きな変化があります。チラシやポスターなどの紙媒体からフェイスブックやツイッターなどで多くの人に瞬時に認知してもらう事も可能になりました。広報活動は会議所活動においても会員の拡大や事業のPRに欠かせません。これらSNSは従来には無かった双方向型ともいうべき特徴があります。メールの様に一方的に送られてくるものでなく、見たい人だけが好きなタイミングで閲覧でき、且つタイムリーに反応できるメリットがあります。また受け取る側は能動的に情報を得ることができます。しかし、方法を誤ると個人情報の漏洩やプライバシーを侵害する行為に繋がる恐れもあります。今後はネットリテラシーを遵守した上で会議所活動にもこのようなツールを十分に活用していく必要があると考えています。
青年会議所では人も数年で変わっていきます。2017年、年当初現在、入会3年未満の会員が約半数の16名在籍しています。毎年12月には先輩方が卒業を迎え、いつしか私が入会した時から在籍するメンバーは少数となりました。そういった意味では青年会議所は人材の変化にも常に対応してきたと言えます。
コミュニケーション方法も大きく変わりました。昔はコミュニケーションといえば対面や電話などが主で、会議は紙資料が当たり前でしたが、最近では会議にパソコンは必須となり、電話に変わりメールやSNSなども利便性が高く一般的になっています。便利になった一方では画面だけを見て会議が進み、友人や家族との連絡はLINEかメールだけの「顔の見えなくなる化」が進み、方法、タイミングを間違えると時に誤解を与え、真意の異なる伝わり方をしてしまうものです。生活する上では、考え方の異なる人へ自分の主張を伝え、合意を得ていかなければなりません。提案の段階で難色を示された時、自分のプレゼンテーションはどうだったかを振り返ってみると、内容そのものよりも普段のコミュニケーションに問題があったという事も多くあるのではないでしょうか。JC活動においても委員会、理事会、祭りなど地域での役割や市から委嘱された会議など他人と意見を合わせる場が多くあります。自分を理解して欲しいと思った時、相手の立場を受け入れ、どうやったら伝わるのかを誠実に、真摯に考える大切さは家庭、会社でも同様であると思います。電話の相手でも自然と頭が下がる様に誠意は自然と行動に表れます。私達はJC活動を通して眼と耳と声で伝え合うという人同士の本来のあり方を、時代に合わせた伝達方法も活用しながら表現する術を身につける必要があります。
このように近年の様々な変化の多くは利便性と引き換えにした人と人を繋ぐ媒体の変化であり、家族間や社内でのコミュニケーションの希薄化も孕んでいます。しかし上手く使えば多くの人の共感を得ることも可能です。
変化は恩恵と同時に副作用が起こることもあります。そして人は簡単には変化に適応できません。しかし、今後も起こり得る変化を本質的なものを忘れずに力に変え続けられた時、次世代を担う者として未来を創造する人間の集う組織となる事が出来ると考えます。
【終わりに】
青年会議所は40歳までの限られた時間です。
与えられる機会は平等、チャンスを掴むかどうかは自分次第です。
皆で掴みにいきましょう。
私自身も、メンバーと共に研鑽し精進して参る所存です。
本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
<基本方針>
一、現状を把握する努力をすること
課題や現状などしっかり分析をしてから行動しよう。
一、伝える、理解してもらう努力をすること
自分と考えの異なる相手にも敬意を払い、伝わるように努めよう。
一、 変化を楽しむ事
新しい事を学び、楽しみ、力にしよう。
一、 会員拡大
多くの仲間と共に活動する組織にしよう。
Minami-ku, Niigata-shi Niigata-shi
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